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■森吉山県立自然公園

秋田県の中央東部にそびえる森吉山は、北秋田市の森吉地区と阿仁地区にまたがる約20キロ四方の山域で、向岳(1,454m)を主峰とし、一ノ腰、前岳、石森、カンパ森、ヒバクラ岳などの標高1.200m以上の峰からなる山です。山頂に立てば鳥海山、秋田駒、乳頭山、岩手山、八甲田山、岩木山、白神山地、男鹿半島、日本海などの大パノラマを望むことができます。
山麓にはブナ林が広がり、標高1,100m付近から山頂にかけては、アオモリトドマツの原生林に高山植物が咲き誇り、「花の百名山」として親しまれ県立自然公園に設定されています。
北東麓を「奥森吉」、南東麓「奥阿仁」と呼び、標高1,000m前後の高原状の地域には、ブナ原生林が広がり、太平湖や小又峡、桃洞・赤水渓谷、日本の滝百選安滝や立又深谷などの深いU字状の渓谷と渓流、数多くの名瀑群が連続する桃源郷が広がっています。
森吉山、森林浴、自然観察、トレッキング、花めぐり、滝めぐり、渓流釣りや阿仁川の鮎釣りの後は、山麓の温泉でリフレッシュ。遊びがいっぱいの「森吉山」を堪能してみませんか。
■水の郷 奥森吉

奥森吉は、森吉山の北東麓、小又川の上流域に広がるブナ原生林や名瀑群・渓谷・渓流で構成される原生的な場所です。出湯の里・湯ノ沢温泉を拠点に太平湖遊覧と小又峡の探勝、そしてその上流部にあたるノロ川のブナ原生林や桃洞杉の巨木の森、桃洞・赤水渓谷の散策など、回廊型自然体験観光のフィールドとして、東北の奥座敷にふさわしい多彩な景観が特徴です。神秘的な大自然の造形美を体感してください。

■マタギの里 奥阿仁

奥阿仁には、森吉山の南東麓を下る打当川の流域にあたり、森吉山南東の高場森、椈森、佐渡湿原を源流部とする中ノ又渓谷や立又渓谷によって構成されています。中ノ又渓谷は奥阿仁の最深部を形成する秘境の一つで渓流沿いに散策路を進むと豪快な安の滝が姿を現します。四季折々に美しく変化していく大自然を満喫してください。又、この地域はマタギの猟場でもあり、今でもその息吹が残っています。
詳しくはこちら。

■森吉山 四季のみどころ

山人平
森吉山は花の百名山に教えられ、シーズンを通して様々な高山植物が咲き誇ります。この森吉山で屈指のお花畑が山人平。森吉山頂東側に位置し、イワカガミとチングルマが混生する大群落と、ヒナザクラやミズギクが群生する湿原で構成されています。また、ここから山頂やヒバクラ岳に広がるヒバクラ湿原を展望できます。

太平湖
小又川上流に昭和28年に造られた周囲30kmの人造湖。例年6月1日の湖水開きとともに遊覧船「森吉丸」が小又峡まで運行し、新緑と錦の紅葉が堪能できます。大小13の渓谷渓流が注ぐ太平湖には、イワナ、コイ、ワカサギなどのフィッシングスポットです。

 








小又峡
小又峡は、森吉山東麓のノロ川原生林を源として大小100余りの瀑布、おう穴、深渕からなる渓谷郷で、県の名勝天然記念物に指定されています。
太平湖遊覧船で30分、小又峡船着場からは1.8krnの遊歩道が整備されており、横滝・曲滝・ガマ淵・三角滝・穴滝・化ノ滝・化ノ穴滝と個性あふれる滝や「おう穴」が続き、遊歩道の終点に高さ20m迫力端点の「三階滝」が現れます。

桃洞・佐渡杉
桃洞・佐渡杉は、森吉山の南東部に生育する天然杉の群落です。通常の杉は標高600〜700m以下の地域に生育するのに対し、桃洞・佐渡杉は標高800〜950mの豪雪・高山地域に育つことから耐寒雪性の杉として知られ、昭和50年に天然記念物に指定されました。桃洞・佐渡杉の生育範囲は、約600haにわたり、樹幹が直通で見事な杉がブナを主とする広葉樹林と混交しています。

秋田内陸縦貫鉄道
秋田県の南部と北部を結ぶ秋田内陸線。角館から鷹巣までの94kmの沿線は広大なみどりの世界がひろがります。季節ごとに鮮やかに染まる大自然は、折々の風情を醸し出し、旅人を暖かく迎え入れてくれます。

 

 

 

 

マタギ
厳しい自然を克服してきたマタギは、野ウサギや鹿、熊などを自由に追い求め狩猟してきました。樹木や生物、峰々渓谷には霊が宿り、この天地自然を守り支えるのは「山の神」であるとする山岳信仰を代々継承してきました。このため、マタギは、「自然のものは山の神が支配するもので、山の恵みは授かりもの」として山に入る前には、山の神の加護と豊穣を祈願し、山から出てきた時には、感謝の拝礼を行って山の神を敬い祭りました。

安の滝
二段構造で高さ90mの安の滝は、「日本の滝百選で第2位」に選ばれる東北屈指の名瀑です。左側に130mの白糸の滝を従え、断崖絶壁を下る滝の流れは見るものを圧倒し、この滝に秘められた悲恋伝説を思い起こさせます。安の滝園地駐車場から約1.8kmの遊歩道は多種のカエデ類が自生し、秋には色とりどりの紅葉が楽しめます。


森吉山野生鳥獣センター

本州で初めてクマゲラの営巣が確認された奥森吉。ノロ川のブナ原生林は、国設鳥獣保護区に指定されています。このクマゲラが生きる森とそこに暮らす野生動物などの展示や映像を通じて、奥森吉の自然を訪れる方々にわかりやすく提供する施設です。野生鳥獣センターで得た情報をもとに、ブナの森へ出かけてみましょう。

桃洞渓谷
桃洞渓谷はノロ川源流部の一つです。野生鳥獣センターから見事なブナ原生林の中を3.7kmの森林浴を楽しむと、桃洞渓谷が姿を見せます。ここから渓谷のシンボルの桃洞滝(女滝)までは、一枚岩の谷が0.5km続きます。さらに上流の八階の滝、中の滝、男滝へはザイルなどの装備が必要です。

森吉山
この地域は2〜3mの積雪を記録する日本有数の豪雪地帯で、地域すべてがスノートレッキングのフィールドとなります。一面の銀世界の中をスノーシューやクロカンスキーを履いて雪遊びするも良し、マタギ気分で動物の痕跡を探すも良し、樹氷が広がる別世界へゴンドラで足を伸ばすのも良し、豪雪ならではの雪遊びがお勧めです。


樹氷

森吉山の樹氷は、阿仁スキー場のゴンドラ山頂駅舎からも見ることができ、徒歩5分で日本一簡単に樹氷を鑑賞できるのが魅力です。残雪・新緑・紅葉の季節もさることがら、冬の森吉山の魅力も格別です。果てしなく広がる白銀のうねりと妖しく輝くアオモリトドマツの樹氷の群。樹氷や霧氷を縫っての林間スキーの素晴らしさを味わえるのも森吉山ならではです。

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